ポストコロニアル研究

丸川哲史『台湾、ポストコロニアルの身体』青土社
ポストコロニアル研究の本としては、とても分かりやすくて勉強になる。台湾の文化、文学や映画を素材に、身体に刻まれた「記憶」を歴史化し再検討を加えることで、現代と過去を接合する試み。こういう研究をしないと駄目だなあと思う。
それから台湾の映画に一時期はまっていたので、あの映画にはこんな歴史的背景があったのか、といろいろ考えることが多かった。