2005-08-10から1日間の記事一覧

柄谷行人『<戦前>の思考』

◆柄谷行人『<戦前>の思考』講談社学術文庫、2001年3月 以前に読んだことがある本かもしれないが、久々に読みかえしてみた。この本に収められているのは、90年代前半に行われた講演だ。語り口調なので、かなり読みやすく、内容も理解しやすい。 「議会制の…

関礼子『樋口一葉』

◆関礼子『樋口一葉』岩波ジュニア新書、2004年5月 一葉の入門書として、非常に良い本だと思う。一葉の人生を、主に一葉の日記を参照しながらたどっている。引用が豊富にあるので、一葉がどんな文章を書いていたのか、少し触れることもできるし、現代語訳も付…