2005-06-19から1日間の記事一覧

島本理生『一千一秒の日々』

◆島本理生『一千一秒の日々』マガジンハウス、2005年6月 連載小説ということなので、各章はもちろん繋がりがあるのだけど、それらはゆるやかに繋がっているで、各章を一つの短篇として読むこともできるのではと感じた。各短篇を集めてみると、一つの物語とし…

講談社文芸文庫編『戦後短篇小説再発見14』

◆講談社文芸文庫編『戦後短篇小説再発見14 自然と人間』講談社文芸文庫、2003年9月 第14巻は、「自然」がテーマ。「自然」というテーマは、近代文学のみならず、どの時代の文学において見られるテーマだけに奥が深い。私などには、あまりにも巨大なテーマで…