2005-05-29から1日間の記事一覧

ヘンリー・ミラー『北回帰線』

◆ヘンリー・ミラー『北回帰線』(『ヘンリー・ミラー全集(1) 北回帰線』大久保康雄訳、新潮社、1965年3月) 私は、奔放な性とか退廃的な都市生活を描いた小説は苦手なので、ヘンリー・ミラーもずっと遠ざけてきた。なので、途中でくじけないように、気合いを入…

芹沢一也『狂気と犯罪』

◆芹沢一也『狂気と犯罪 なぜ日本は世界一の精神病国家になったのか』講談社α新書、2005年1月 けっこう評判が良い本。呉智英も、書評で「刺激的な好著」だと評価していた。また、エキサイト・ブックスのほうでも、著者のインタービュー記事が最近連載されてお…