2005-01-06から1日間の記事一覧

島本理生『シルエット』

◆島本理生『シルエット』講談社文庫、2004年11月 「シルエット」のなかで、坂口安吾の「夜長姫と耳男」というのが言及されている。島本理生は安吾を読んできたらしい。綿矢りさが太宰治で、そして島本理生が安吾。この組み合わせは偶然か。シルエット (講談…

金子勝ほか『不安の正体!』

◆金子勝、アンドリュー・デウィット、藤原帰一、宮台真司『不安の正体! メディア政治とイラク戦後の世界』筑摩書房、2004年10月 アメリカ批判の本。討論を収録した本なので、読みやすくすぐに読み終わるのだが、物足りないという感じはする。というかアンド…