鈴木健『究極の会議』

鈴木健『究極の会議』ソフトバンククリエイティブ、2007年9月
会議はよい議事録をつくるために行う、という本書の思想は面白い。
私は会議とほとんど無縁の生活をしているので、「究極の会議」を目指す必要はさしあたってはないが、本書のアイデア言語学習に取り入れることができないかと考えながら読んだ。
議論をしながら、その議事録をつくる。このアイデアが素晴らしいと思うのは、議論の内容が視覚化できることだ。これは、特に外国語で行う議論などで、有効に活かせそうな気がする。
仕事柄、学生による会議とシンポジウムとかを見学することがある。こういうイベントは外国語の勉強にとってよいのだが、単にその場でわいわいと話をするだけで、あまり生産的ではないのだ。しかし、参加者で議事録のアウトプットを目指すようにすれば、グダグダな結末にならなくて済むかもしれない。

究極の会議

究極の会議