藤沢晃治『分かりやすい図解コミュニケーション術』

藤沢晃治『分かりやすい図解コミュニケーション術』講談社α新書、2006年1月
「分かりやすい○○」シリーズを書いた人なので、今度はどんな「分かりやすい」術を教えてくれるのか、期待しながら読んだ。しかし、期待したほど目新しい内容ではなかったのが残念。
はじめの1章と2章で、「理解する」ことの原理を説明している。この章がちょっと退屈で、著書が断わるように、方法論だけ知りたい読者は読む必要がないかもしれない。
残りの3章と4章で、具体的に「分かりやすい図解」の方法を示す。ここでは、7つの「秘伝」が提示され、順に説明されていく。7つの秘伝とは、「誘導」「要約」「簡素」「分離」「対比」「配置」「説得」である。この7つは覚えておくとプレゼンで役に立ちそうだ。特に「要約」についての説明が良かった。

分かりやすい図解コミュニケーション術

分かりやすい図解コミュニケーション術