さびしい現状

午前中、昨日に引き続き行われた研究発表会に行く。発表を聞きながら、昨日の日記に書いたことなどを考える。正直、今年の発表会については不満が多い。今年のような調子なら、いっそのこともう廃止してしまえ、と後輩に毒づいてしまう。やっても時間の無駄なのではないか、というのが率直な感想だ。
それは、発表者だけの責任ではない。私を含めた聞き手側(当然教官も含めて)にも問題がある。今やこの発表会自体のレベルが落ちてしまい、もはやこれは無益なもの、いや有害なものだと言ってよい。
聞き手側の問題というのは、要するに発表を聞いても質問をしないのだ。ただ、ボーッと聞いているだけだ。一体、何のために参加しているのだ、と思う。かつて活発に議論が行われていた頃の研究発表会を経験しているだけに、この2、3年の研究発表会の大人しさには不満を通り越して、怒りすら覚える。
発表を聞いても、質問が出ないというのは、もちろん発表そのものにも問題があるのだろう。が、やはり発表者だけでなく、参加者全員(もちろん私自身も含めて)の勉強不足というのが最大の問題なのだ。