中上健次「南回帰線」

なんでも中上健次の未発表原稿が見つかったというニュース記事があった*1。劇画「南回帰線」の原稿だそうで、これはすごい。全集未収録のものということだ。この「南回帰線」という作品に関しては、大塚自身『サブカルチャー文学論』で詳細に論じていた。
ところで、この冒頭部分が今度の『新現実』vol.3に掲載されるという。これはぜひ買っておかねば!と思った。しかし、この雑誌の表紙が、ちょっと買うのをためらわれるものだった…。こんな萌え系の表紙*2では、レジに持って行くのが嫌だなあ、どうしよう?。普通の表紙にしてくれれば良かったのに。「南回帰線」は、単行本になるそうだし、それまで待つしかないのか。いや、でも早く読んでみたい気持ちもある。ああ、なんとも複雑な心境だ。