その1

暇だったので(本当はやることがたくさんあるけれど)、本屋でブラブラする。そこで、講談社メチエの新刊が目にとまる。『中高年健康常識を疑う』ASIN:4062582872。日頃から非常に偏った食生活と自堕落な生活を送っているので、「健康」という言葉からはほど遠い私としては、「健康」を疑うという本を見つけるとうれしくなる。
世の中、たくさん「健康」になるための方法についての情報が溢れている。私は、こういう情報が嫌いで、うっとうしいなあといつも思っている。どうせ、どんなに「健康」的な生活を送ったとしても、人間はいつか死ぬのである。ということは絶対に「健康」でいられる方法など、世の中に存在しないのだ。それなのに、なぜ人は「健康」を追い求めるのか。