2005-03-14から1日間の記事一覧

島崎藤村『春』

◆島崎藤村『春』岩波文庫、1970年3月 この小説は、大きく3つに分けることができるのかもしれない。まず、前半は、岸本周辺の文学青年たちの群像。次に、北村透谷がモデルという青木の苦悩(身体的と同時に精神的)→自殺。最後に、岸本が青木的な苦悩を乗り越え…