2008-09-10から1日間の記事一覧

東浩紀+大塚英志『リアルのゆくえ――おたく/オタクはどう生きるか』

◆東浩紀+大塚英志『リアルのゆくえ――おたく/オタクはどう生きるか』講談社現代新書、2008年8月 両者の言い分はなんとなくわかるけれど、なんだかなあという感じ。無駄に対立しているような気がしてならない。対立のための対立というか。そういう批評なんだ…

水月昭道『高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院』

◆『高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院』光文社新書、2007年10月 まあまあ面白い内容だけど、買って読むほどでもなかったなあ。高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)作者: 水月昭道出版社/メー…

蓮實重彦『「赤」の誘惑――フィクション論序説』

◆蓮實重彦『「赤」の誘惑――フィクション論序説』新潮社、2007年3月 難しすぎて、ほとんど理解できず。「赤」の誘惑―フィクション論序説作者: 蓮實重彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/03/01メディア: 単行本 クリック: 37回この商品を含むブログ (48件)…

荒木浩『日本文学 二重の顔 〈成る〉ことの詩学へ』

◆荒木浩『日本文学 二重の顔 〈成る〉ことの詩学へ』大阪大学出版会、2007年4月 エンデが言うように、すぐれた著作がなされるためには、〈外部〉の本質的な「内面」化が必要だ。たとえていえばそれは、ペルソナと顔が融合して、新しい顔、新しいわたしが誕生…

8月に読んだ本

◆福岡伸一『生物と無生物のあいだ』講談社現代新書、2007年5月 ◆定延利之『煩悩の文法――体験を語りたがる人びとの欲望が日本語の文法システムをゆさぶる話』ちくま新書、2008年7月 たとえば談話語用論の考えによれば、文法はまさに会話から生まれ出るもので…