2006-03-16から1日間の記事一覧

稲葉振一郎・松尾匡・吉原直毅『マルクスの使いみち』

◆稲葉振一郎・松尾匡・吉原直毅『マルクスの使いみち』太田出版、2006年3月 本書は三つの章で構成されている。第一章では、マルクス主義や反経済学から新古典派経済学へに批判がいろいろあったが、それでも新古典派は有用で、新古典派をきちんと押えた議論が…

星野智幸『アルカロイド・ラヴァーズ』

◆星野智幸『アルカロイド・ラヴァーズ』新潮社、2005年1月 星野作品に特徴的である「植物」が主題となっている。また作者自身の言葉によれば、この作品は「家族」も主題となっている。まとめてしまえば、「植物」的な「家族」を描いた物語とでも言えるのだろ…