2005-12-20から1日間の記事一覧

谷崎潤一郎『鍵・瘋癲老人日記』

◆谷崎潤一郎『鍵・瘋癲老人日記』新潮文庫、1968年10月 両作品とも面白い。「鍵」(1956年)も「瘋癲老人日記」(1961年)も、ともに日記形式であるのが特徴。「鍵」では、夫婦がたがいに秘密の日記を付ける。とは言うものの、夫も妻も互いの日記を盗み読みして…