本命登場!

◆ウンベルト・エコ『論文作法』而立書房
これまで、「論文の書き方」という本をたくさん読んできた。「たくさん読み過ぎじゃないの」という心のつぶやきにも負けず、読み続けた。そして、いろんな方法を模倣しては挫折してきた。今では、いろいろ試しすぎて、ますます混乱して論文が書けなくなってしまった。
そんな現状を打破すべく、ここは博学のエコに登場してもらう。もう私は、エコに賭けよう。エコと心中するつもりで、論文を書きたい!と思う。頼みます、エコさん!!!
論文作法といえば、また『ユリイカ 特集論文作法』を読み直してみた。以前、私は自棄になって、論文のテーマは自分の興味・関心をもっていないものにするほうがいい、と日記に書いた。
だけど、『ユリイカ 特集論文作法』の研究者へのアンケートを読んでみると、何人かの人は、論文のテーマは自分の情熱を傾けられるものが良い、と答えていた。長い研究生活において、興味や関心のないテーマだったら途中で飽きてしまうし、当然といえば当然の答えだなと思う。やっぱり、自分の一番知りたいことを研究するのが良いのかもしれない、と反省。研究には、情熱が必要らしい。情熱の感じられない論文なんて、読みたくないというのが大方の意見だった。
情熱…か。