「コミュニケーション」について考えるために

中島梓『コミュニケーション不全症候群』ちくま文庫
舞城王太郎熊の場所講談社
そういえば有名な本なのに、まだ読んだことがなかったなと思い、あわてて『コミュニケーション不全症候群』を買った。
熊の場所』というタイトルを見ると、いつもフォークナーの『熊』を思い出してしまう。ところで、「熊」っていうのは、文学のなかではどう扱われているのだろう?もしかしたら、「熊」の比較文学という研究もできるかもしれない。「熊」と関連の深い文学作品を比較して、「熊」のもつ文学的創造力を考察してみる、という感じで。(誰か興味があったら調べてみて下さい。ちなみに「猫」の比較文学という研究はすでにあるようです。)