『ファウスト』第2号が届いた
◆『ファウスト』第2号
◆千葉伸夫『小津安二郎と20世紀』国書刊行会
◆レイ・チョウ『女性と中国のモダニティ』みすず書房
bk1で予約しておいた『ファウスト』最新号が届く。今回もいろいろな工夫がしてある。この雑誌を買うのは、やはり舞城王太郎が気になるため。今号では、翻訳をしている。あとでじっくり読むことにしよう。
小津の研究書を買ってしまった。研究書より、DVDボックスのほうが本当は買いたい。それが買えるような身分になったとき、はたしてDVDボックスがまだ売っているのかどうか、すごく心配だ。特に『父ありき』の親子で釣りをする場面を見ずにいる、ということが耐えられない。いつかかならず見なくては!
レイ・チョウといえばディアスポラとか思いつく。映画や文学のポストコロニアル的批評として参考にしたい。なぜか私の周囲では、ジェンダーとポストコロニアルが流行している。といっても、みんな理論は理解できないようだ。訳も分からず、とりあえず流行しているからという理由で研究テーマに選んでいるみたい。まあテーマを選ぶのは自由だ。しかし、結局いわゆる俗流理解で、ジェンダーだのポストコロニアルだのと話しているみたい。そんな状況を横目で見ながら、私一人だけでもきちんと勉強しておこうと密かな決意をする。(いい加減な理論遣いは徹底的に批判しないといけないと思う今日この頃)